2020年02月12日

第102回津野ネット句会 投句お待ちいたしております♪

暦の上では春、新型ウイルスなど、落ち着かないニュースも多々ありますが、今月も津野ネ句にお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

今回も互選でトップ(殊勲賞)を取った句を、コミュニティFMラジオ番組で放送してもらうことになりました!いつまで続くかわかりませんが、トップを目指してがんばっていただければ思います!





『第102回 津野ネット句会』



【お題】

1.春寒(ハルサム・シュンカン)・春寒し・料峭(リョウショウ)

立春後の寒さを表す。余寒、冴返るも立春後の寒さを表すものだが、それらとの違いをうまく打ち出せるといいですよね。料峭は冷たく感じる春風のこと。

《春寒や議事堂裏は下り坂/尾池和夫》

《春寒し引戸重たき母の家/小川濤美子》

《料峭のこぼれ松葉を焚きくれし/西村和子》




2.春愁(シュンシュウ・ハルウレイ)

春ゆえの気だるさとあるが、いっつも気だるいですよねw。そこはかない感じなんて言うとそれらしいかな。

《人の世に灯のあることも春愁ひ/鷹羽狩行》

《髪おほければ春愁の深きかな/三橋鷹女》

《縁側欲し春愁の足垂らすべく/中原道夫》




3.バレンタインの日・バレンタインデー

2月14日、わが国では女性から男性にチョコレートを贈る日ということですかね。長ったらしい季語ですので、どう座らせるか、リズム感が問われますね。

《呼び交す鳥のバレンタインの日/渡邉千枝子》

《バレンタインデー心に鍵の穴ひとつ/上田日差子》

《いつ渡そバレンタインのチョコレート/田畑美穂女》





【投句締め切り】

2020年2月19日(水)23:59




【参加資格】

どなたでも参加OK(18歳未満の参加はNGです)ですが、初参加の方は津野に一声かけてください。ヘタッピー、ド素人、大歓迎!勿論プロの俳人、俳句経験者の投句も大歓迎です。投句は私に直接メールするなど、必ず他人にわからないように投句してくださいね。

ブログのコメント欄に投句する場合はコメント承認制になっていますので、そのまま投句していただければ私が読めるようになっていますのでコメント欄に投句してください。SNSのメッセージ機能などを使ってもらっても構いません。




【その他】

作品はブログ上でオープンになっちゃうから、投稿するような大事な作品は投句しないでね♪

各お題2句まで、一人合計6句まで投句OKとします。質問などは津野までお気軽に。投句は一度にまとめてにてお願いします。一度投句した句はひっこめられないからご注意下さい。参加者のみなさんには、後日投句された句から選句をして頂きます。


また今回より、互選でトップの句(殊勲賞)は、東京江東区から発信するコミュニティFM局、Rainbow Town FM(88.5)で毎週金曜日14:30~15:00放送の『ふかがわ音meguri』内にて御句とお名前を読み上げさせて頂きますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。
★Rainbow Town FM https://885fm.jp/


主宰:津野利行
posted by 津野利行 at 15:48| Comment(0) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月23日

第101回津野ネット句会 選句結果・句評発表!


第101回津野ネット句会、今回も投句、選句(コメント)頂いたみなさんありがとうございました。


それでは今回も点盛り結果と皆さんから寄せられた特選句へのコメントをアップいたしますのでお楽しみください。特選句を2点、並選句を1点としてカウントしております。自分の句じゃなかったりコピペ落ちで字が落ちてしまっているなどがありましたら津野まで連絡くださいませ。






≪8点≫

40 松過の門のすつぴんめいてをり 志奈

【津野】松が過ぎての日常、その中の門をすっぴんめくと言ったところがこの句の手柄ですよね。

【傘灯花】門松はやはりお正月を盛り上げる飾りなんですね~。ないと素っぴんだなんてほんとそうかも。面白いです!

【背番号0】門松が無くなると、確かに門もお化粧を落とし、普段に戻ったということなのでしょう。上手いこと言う。中々と思いました。




≪7点≫

25 松明けの聞き分けの良い患者かな 菊池洋勝

【重翁】正月に家族が大勢、お見舞いに来たのでしょうか。静かな正月を 過ごして得度したのでしょうか。いろいろと想像させる句です。

50 鏡餅割れ目に神の宿りたる 背番号0

【蓮香】割れ目に神とは、確かにそんな気がしました。お正月のめでたさをうまく表しており上手いなあと思いました。




≪6点≫

91 成人の日の笑顔なる遺影かな 津野

【末好】遺影が成人式の時のものか成人になる前の写真かわかりませんでしたが、「成人の日の」とありましたから成人式の時の笑顔の写真と受け取りました。そのお子さんが何かの事故でお亡くなりになったのではないでしょうか。成人の日になるとそのお子さんのその時のお写真を見て偲んでおられるのでしょう。つらく哀しい親御さんの気持ちが伝わります。




≪5点≫

2 松過ぎてランチメニューのタイカレー でらっくま

【うなぎ犬】お節もいいけどカレーもね!(どこかの?CM)確かにカレー食べたくなります。

8 松過ぎて二日帰らぬ猫のゐて 朱河

【ひでやん】松の内を過ぎて二日。猫が帰ってこない。前にもそんなことがあったけど、しばらくしたら帰ってきていた。作者はそれほど心配してなさそうな。

32 松明けや研究室のネズミたち ひより

【菊池洋勝】令和二年の干支子の祝いの句と読んだ。正月休みを挟んで研究室に戻り実験用の鼠と再会した微笑ましくも悲哀のある景に共感した。「たち」だから鼠は複数いる。ネズミを片仮名で書くのは作者の意図があると思う。片仮名には無機質な印象を受けた。けれど鼠の字があるのだから、ここは漢字で表記したい。

60 鏡餅息するやうに割れてをり 佳子

【GONZA】なんとまあ、息するようにが斬新です。

89 成人の日の着ぐるみの中の人 菊池洋勝




≪4点≫

10 そぞろ行くシャッター街や松の明け ことは

【カンバラ】「シャッター街」と「松の明け」の取り合わせが好きでした。それぞれのお店の方が、色んなお正月を過ごしたんだろうなぁと想像が膨らみました。

14 松過ぎの見惚れてしばし昼の月 しゃんて

【蒼月香】昼間に見上げた冬空の白い月。すてきです。見惚れてしばし。すこし止まって見入る感じが出てていいなあ。と思いました

34 松過や鳩は翼を折畳む GONZA

【庸晃】心象表現の巧みさに共感しました。作者の目視がしっかりしていて表現に安泰感があります。

【ひより】浅草寺の境内を思い出す。初詣客や屋台が並び、たくさんいる鳩たちはおちおち休む間もなく、降りては飛び…を繰り返す。松過ぎて、やっと人々も減ってきて、子どもに追い立てられることもなく、のんびり地面の何かをつついているのであろう。そんな少しのんびりした風景が見えるようである。

70 がんとして口を割らない鏡餅 傘灯花

【日田路】そうです。どんどん固くなっていくのです。擬人化によるユーモラスな表現 グッドです。




≪3点≫

3 松明けの母の手紙に敬語あり 庸晃

17 松過ぎてネギたっぷりの味噌うどん 背番号0

24 松過ぎて補助輪はずす日となりぬ 蒼月香

【日向ぼっこ】新たな年を迎えられた喜びと自転車に乗れるようになった喜びの二重奏。なんだか私まで嬉しくなりました。

26 松過ぎの孤独な耳を持ち歩く 庸晃

【さち子】人に孤独は付きもののようであるが、私なぞ年末年始は危機的に孤独である。しかしテレビや音楽があるからなんとか生きる。松過ぎは番組編成も元に戻るし、連ドラはまだ始まらないし、でつまらない。と、自分の身を振り返る。

45 身の丈に合うた幸せ鏡餅 日向ぼっこ

【ことは】身の丈は人それぞれ。あるがままを受け入れてあるがままの日々の生活を愉しめる一年でありますように…そんな気持ちになりました。

71 鏡餅誰かが買つて来たみたい 津野

【しゃんて】口語と人まかせな感じが相まって、いい軽味に微笑んでしまいました。

74 鏡餅偉さうにまた固さうに 志奈

94 成人の日に一歩踏み出す思ひ Isaura

【佳子】成人となった本人だけではなく、親の側にも湧き上がる感情…背中を押された様に思いました。きっと、この日を迎える度に思い出すことでしょう。

112 成人の日ぞ還暦の警備員 志奈

114 爽快な栓を抜く音成人の日 てらちゃん

【でらっくま】若者のパワーが伝わるとともに、「爽快な」から、読み手の成人を祝う気持ちが伝わります。新成人の前途に幸あれ。




≪2点≫

9 松過ぎの役者の揃ふ楽屋かな 佳子

31 松明の長々と書く謝罪文 津野

38 松明けの未だに硬きお辞儀かな 佳子

39 松過の寝過ごしさうな電車かな ひでやん

41 松過ぎて床屋の椅子の六番目 背番号0

【朱河】日常生活に戻った一件の床屋の景色が垣間見られて、その間の抜けた感じが良い。

42 松過ぎて日光浴に励む猫 てらちゃん

56 祖母一人かけらを食べる鏡餅 重翁

63 御鏡や掌(てのひら)に乗る神もゐて 朱河

83 番台の角に小さな鏡餅 GONZA

84 来客を全て見てゐる鏡餅 佳子

85 成人の日天気予報は全て晴 背番号0

【志奈】新成人への祝意にあふれて、気持ち良い句です。

92 成人の日一葉届くエアメール 朱河

95 静かなる朝成人の日の目覚め 志奈

【Isaura】「静かなる朝」と「成人の日の目覚め」が良く被ると思います。子供の頃から大人になり、大人になった子供たちは煩くなくて、静かに目覚めるわけです。

101 成人式会ひたる友はユーチューバー でらっくま

103 成人の日にふるさとの友のあり ことは

【てらちゃん】幼馴染と再会し近況と夢を語り合った日、大事な日だったんだなと思い出しました。

105 人生に正解は無し成人の日 朱河

113 振袖の尻ぎこちなく成人の日 背番号0

124 成人の日古アルバムと更けてゆき 佳子





≪1点≫

1 松過ぎの酒を飲まない日なりけり 津野

4 松過や一人ひつそり俳句フォト Isaura

6 松過ぎて刻一刻と年の瀬へ GONZA

7 松過ぎの迫るる賞味期限かな 菊池洋勝

11 松過ぎの社員食堂すする音 ひより

13 松過のはや立て込みぬ仕事かな 志奈

16 逆縁に会いし友居て松過ぎぬ さち子

18 松過ぎの何も変わらぬ朝迎ふ 傘灯花

19 松明けて消滅時効完成す 日田路

21 松明けて朝昼晩の食事かな てらちゃん

22 松過や宿題する気にもなれず ひでやん

23 注連明や登校の子の笑ひ声 でらっくま

28 松過ぎてなほ昼呑みの蕎麦屋かな ことは

29 胃袋も茶漬け欲しがる松奉納 日向ぼっこ

35 松明けて信号長き交差点 朱河

43 ふっくらと豊かに座る鏡餅 庸晃

46 妻磨く床に置きたり鏡餅 ことは

47 登頂す子ら携えし飾り餅 ひより

49 鏡餅ひびの走りてなほ堂々 志奈

55 鏡餅封を開ければ四角かな てらちゃん

59 ガンダムの仁王立ちする鏡餅 日田路

61 ごみ屋敷ごとき事務所の鏡餅 津野

62 神棚のない家育ち鏡餅 さち子

66 賛美歌の流るる部屋に鏡餅 日向ぼっこ

68 本日もひとりぽっちの鏡餅 庸晃

69 横綱の如く座したる鏡餅 背番号0

76 忘れられ青きしりした鏡餅 蒼月香

78 持ち帰る力に見合う鏡餅 菊池洋勝

82 あれこれと託され重し鏡餅 しゃんて

86 成人の日に親への感謝忘れずに 日向ぼっこ

93 一歩前へ成人の日の朝を踏む 庸晃

97 発熱の子を成人の日は過ぐる しゃんて

98 成人の日や高らかに弓の音 GONZA

100 輝けり成人の日のオリオン座 傘灯花

107 晴れの日や笑顔満開祝二十歳 日向ぼっこ

108 成人の日は少しだけおとなしく ひより

115 真っ直ぐに成人式の名を記す 日田路

116 成人の日の車座に居て楽し 庸晃

118 コンビニの深夜バイトの成人式 さち子

123 学生もパパも社長も成人式 でらっくま






それでは、三賞受賞者を発表します。

殊勲賞は、志奈さんです。志奈さんは7度目の殊勲賞受賞です。
トップを取られた志奈さんの御句は、FMラジオ「ふかがわ音meguri(1月31日14:30~の放送予定)」にて読み上げられます!お楽しみに~♪

敢闘賞は、菊池洋勝さんです。菊池洋勝さんは2度目の敢闘賞受賞です。

技能賞は、背番号0さんです。背番号0さんはなんと11度目の技能賞受賞です。

三賞を受賞されたみなさん、おめでとうございます



今回もたくさんの投句、そして選句やコメントに協力いただきありがとうございました。句や名前の間違い、コメントの記載もれなどありましたら津野まで連絡願います。



今回も集計ネタの画像もアップさせていただきます。ご参考まで♪
202001.png



次回は2月の津野ネ句でお会いしましょう。


津野ネット句会主宰/津野 利行
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2020年01月16日

第101回津野ネット句会 引き続き選句をお願いします!

第101回津野ネット句会にたくさんの投句ご参加頂きありがとうございました。

まずは投句した自分の句があるかどうか、そして句が間違ってないかチェックしてみてください。コピペ落ちなどがあるかもしれませんので間違いなどがあったら早めに津野まで連絡下さい。選句は投句と同様に私に直メ・DMなど、他人様に見られないような方法で行なってください。選句結果が発表になるまでは、コメント欄に句の感想などを入れないようにして下さい。



今回の参加していただいたみなさんは、下記の25名(敬称略)です。
うなぎ犬、傘灯花、背番号0、しゃんて、庸晃、蓮香、でらっくま、末好、重翁、菊池洋勝、てらちゃん、ひでやん、Isaura、ことは、日田路、ひより、佳子、GONZA、志奈、カンバラ、朱河、さち子、蒼月香、日向ぼっこ、津野



選句方法:一人六句選

一人合計6句選んで下さい。うち1句◎特選を選びコメントも添えて下さい。残り5句が○並選となります。ちなみに、自分の句は選んじゃだめです!





選句期間:2020年1月17日(金)0:01 ~ 1月22日(水)23:59

※根性入れてがんばって選句(コメント)よろしくです!

ミスチェックタイムのため、選句受付開始時間を設けております。




※句は作者を伏せてランダムに並べてあります。


1 松過ぎの酒を飲まない日なりけり

2 松過ぎてランチメニューのタイカレー

3 松明けの母の手紙に敬語あり

4 松過や一人ひつそり俳句フォト

5 松過ぎて裏アカウント再開す

6 松過ぎて刻一刻と年の瀬へ

7 松過ぎの迫るる賞味期限かな

8 松過ぎて二日帰らぬ猫のゐて

9 松過ぎの役者の揃ふ楽屋かな

10 そぞろ行くシャッター街や松の明け

11 松過ぎの社員食堂すする音

12 松過ぎも明かぬも高齢者用弁当は

13 松過のはや立て込みぬ仕事かな

14 松過ぎの見惚れてしばし昼の月

15 松過や隣に気づき仕舞ふ松

16 逆縁に会いし友居て松過ぎぬ

17 松過ぎてネギたっぷりの味噌うどん

18 松過ぎの何も変わらぬ朝迎ふ

19 松明けて消滅時効完成す

20 松明けのシートは揺りかご夢うつつ

21 松明けて朝昼晩の食事かな

22 松過や宿題する気にもなれず

23 注連明や登校の子の笑ひ声

24 松過ぎて補助輪はずす日となりぬ

25 松明けの聞き分けの良い患者かな

26 松過ぎの孤独な耳を持ち歩く

27 松過の光と風の戦ぎかな

28 松過ぎてなほ昼呑みの蕎麦屋かな

29 胃袋も茶漬け欲しがる松奉納

30 松過ぎて大吉を得し御籤かな

31 松明の長々と書く謝罪文

32 松明けや研究室のネズミたち

33 松過や夢のやうなる一週間

34 松過や鳩は翼を折畳む

35 松明けて信号長き交差点

36 松明けてヘルパーさんが来てくれる

37 松明や聖火をまねて握る松

38 松明けの未だに硬きお辞儀かな

39 松過の寝過ごしさうな電車かな

40 松過の門のすつぴんめいてをり

41 松過ぎて床屋の椅子の六番目

42 松過ぎて日光浴に励む猫



43 ふっくらと豊かに座る鏡餅

44 年号の変はるも知らず鏡餅

45 身の丈に合うた幸せ鏡餅

46 妻磨く床に置きたり鏡餅

47 登頂す子ら携えし飾り餅

48 鏡餅破れば小さき餅ふたつ

49 鏡餅ひびの走りてなほ堂々

50 鏡餅割れ目に神の宿りたる

51 鏡餅割るを妻子が取囲み

52 紅白の屏風の前に鏡餅

53 鏡餅二人で食うに大き過ぎ

54 鏡餅より軽くなる病み上がり

55 鏡餅封を開ければ四角かな

56 祖母一人かけらを食べる鏡餅

57 幾年も同じ景色や鏡餅

58 落ちそうなミカン支えて鏡餅

59 ガンダムの仁王立ちする鏡餅

60 鏡餅息するやうに割れてをり

61 ごみ屋敷ごとき事務所の鏡餅

62 神棚のない家育ち鏡餅

63 御鏡や掌(てのひら)に乗る神もゐて

64 エアコンの風を受けたり鏡餅

65 松の内過ぎてもなお鏡餅

66 賛美歌の流るる部屋に鏡餅

67 をとこの具足をなごの鏡供餅

68 本日もひとりぽっちの鏡餅

69 横綱の如く座したる鏡餅

70 がんとして口を割らない鏡餅

71 鏡餅誰かが買つて来たみたい

72 真中に紐で結びし鏡餅

73 窓眺む米寿の母の鏡餅

74 鏡餅偉さうにまた固さうに

75 鏡餅あけし中身は甘い菓子

76 忘れられ青きしりした鏡餅

77 しめやかに集う仏前鏡餅

78 持ち帰る力に見合う鏡餅

79 割る前に既に罅あり鏡餅

80 氏素姓改めてられぬ鏡餅

81 鏡餅のヒビはつばさを携へて

82 あれこれと託され重し鏡餅

83 番台の角に小さな鏡餅

84 来客を全て見てゐる鏡餅



85 成人の日天気予報は全て晴

86 成人の日に親への感謝忘れずに

87 同級のもはや分からぬ成人式

88 新成人の頭に生花つひ触る

89 成人の日の着ぐるみの中の人

90 成人の日に成人の覚悟あり

91 成人の日の笑顔なる遺影かな

92 成人の日一葉届くエアメール

93 一歩前へ成人の日の朝を踏む

94 成人の日に一歩踏み出す思ひ

95 静かなる朝成人の日の目覚め

96 成人の日大人気のない怒り方

97 発熱の子を成人の日は過ぐる

98 成人の日や高らかに弓の音

99 振袖の詐欺思い出す成人式

100 輝けり成人の日のオリオン座

101 成人式会ひたる友はユーチューバー

102 亡き友のハマトラ好きや成人式

103 成人の日にふるさとの友のあり

104 成人の日の不器用な血気かな

105 人生に正解は無し成人の日

106 成人の日の我娘の香甘たるく

107 晴れの日や笑顔満開祝二十歳

108 成人の日は少しだけおとなしく

109 成人式毎年同じ式辞かな

110 成人の日親業もひと区切りなり

111 成人式会ひたき人と会はぬまま

112 成人の日ぞ還暦の警備員

113 振袖の尻ぎこちなく成人の日

114 爽快な栓を抜く音成人の日

115 真っ直ぐに成人式の名を記す

116 成人の日の車座に居て楽し

117 成人の日を終えてつらつら北千住

118 コンビニの深夜バイトの成人式

119 成人の日初めて君にキスをした日

120 知られざる成人式の不思議かな

121 成人の日やアルパカの噛む衣装

122 車外に成人式の列通る

123 学生もパパも社長も成人式

124 成人の日古アルバムと更けてゆき

125 成人の日にひたすらに鍋を振る

126 成人祭スーツ凛々しき乙女かな

127 桃色の成人の日に頬染まる


(以上)
posted by 津野利行 at 11:04| Comment(1) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月08日

第101回津野ネット句会 投句お待ちいたしております♪

新年あけましておめでとうございます。令和2年です、今年も津野ネ句にお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

今回から互選でトップ(殊勲賞)を取った句を、コミュニティFMラジオ番組で放送してもらうことになりました!いつまで続くかわかりませんが、トップを目指してがんばっていただければ思います!





『第101回 津野ネット句会』



【お題】

1.松過・松明・注連明

門松が取り払われたあとのこと。日常に戻るもまだちょっと正月気分もみたいな感じですかね。関東では7日ころ、関西では15日ころに門松が取り払われることが多いようです。

《松過ぎの畑のものを見つつゆく/石田郷子》

《松過ぎて年始まはりの役者かな/中村吉右衛門》

《松明けの港離るる豪華船/田邊富子》



2.鏡餅・御鏡・飾餅・具足餅・鎧餅

正月に飾る扁平な丸い御餅。昔は鏡が丸かったそうでそんでそう呼ばれだしたとか。上に蜜柑を乗せて、最近は真空パックの出来合いのものを買ってきて置くくらいですかねえ。

《つぎつぎに子等家を去り鏡餅/加藤楸邨》

《鏡餅暗きところに割れて坐す/西東三鬼》

《鏡餅昔電話は玄関に/小川軽舟》



3.成人の日・成人式

一月の第二月曜日、国民の祝日になっています。二十歳になった人を祝す、これからの人生をがんばって欲しいものですね。

《成人の日のどこまでも街尽きず/星野高士》

《成人の日をありがたく老の身も/山口青邨》

《成人の日ぞ大雪もたのもしき/細川加賀》




【投句締め切り】

2020年1月15日(水)23:59




【参加資格】

どなたでも参加OK(18歳未満の参加はNGです)ですが、初参加の方は津野に一声かけてください。ヘタッピー、ド素人、大歓迎!勿論プロの俳人、俳句経験者の投句も大歓迎です。投句は私に直接メールするなど、必ず他人にわからないように投句してくださいね

ブログのコメント欄に投句する場合はコメント承認制になっていますので、そのまま投句していただければ私が読めるようになっていますのでコメント欄に投句してください。SNSのメッセージ機能などを使ってもらっても構いません。




【その他】

作品はブログ上でオープンになっちゃうから、投稿するような大事な作品は投句しないでね♪

各お題2句まで、一人合計6句まで投句OKとします。質問などは津野までお気軽に。投句は一度にまとめてにてお願いします。一度投句した句はひっこめられないからご注意下さい。参加者のみなさんには、後日投句された句から選句をして頂きます。


また今回より、互選でトップの句(殊勲賞)は、東京江東区から発信するコミュニティFM局、Rainbow Town FM(88.5)で毎週金曜日14:30~15:00放送の『ふかがわ音meguri』内にて御句とお名前を読み上げさせて頂きますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。

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主宰:津野利行
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2019年12月30日

ランディ

今日が12月30日小晦日、今年もあと二日でおしまいです。
5月にわが家に来たミニチュアダックスフンドのランディ。
犬が大嫌いだったけどがらっと180度ひっくり返って大好きになりましたわ。

ランディもうちへ来て喜んでくれてると思います。

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posted by 津野利行 at 09:22| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月25日

第100回津野ネット句会 選句結果・句評発表!

第100回津野ネット句会、今回も投句、選句(コメント)頂いたみなさんありがとうございました。


それでは今回も点盛り結果と皆さんから寄せられた特選句へのコメントをアップいたしますのでお楽しみください。特選句を2点、並選句を1点としてカウントしております。自分の句じゃなかったりコピペ落ちで字が落ちてしまっているなどがありましたら津野まで連絡くださいませ。





≪10点≫

54 つり革に我が身を委ね年惜しむ 背番号0

【津野】だらんとつり革に身をゆだねる。せわしない年の瀬の家路につくところでしょうか。一年を振り返りどうにもならないことも惜しんでしまう。そう、人は後悔する生き物なんでしょうね。

【てらちゃん】一年頑張って仕事納め後の忘年会からの帰り道。お疲れ様でした!と声をかけたくなる姿が見えます。




≪7点≫

4 百回の一期一会や納め句座 津野

【でらっくま】100回記念おめでとうございます。津野句会を上手に表現している句でした。一期一会×100、素晴らしい軌跡。

【GONZA】百回の句会のお祝いに相応しい一句。記念の特選句はこうでなくちゃ

67 名画座の客は三人年惜しむ 朱河

【庸晃】この句の醸し出すアナログ感覚が良い。デジタルの時代に人の心の大切さを感じました。

69 年惜しむハローワークの窓硝子 ことは




≪5点≫

1 百句には百の表情初句会 庸晃

33 百年の校舎の記憶冬日向 桃太郎侍

【ひでやん】百年たった古い校舎。そこには百年分の子供達の記憶があるのだ。冬日向の暖かさに包まれて、楽しいことも悲しいこともたくさんあった子どもたちの声が聞こえる気がする

38 ちやんちやんこ母百歳の口に紅 庸晃

【碧】百寿おめでとうございます。桃色のちゃんちゃんこと口紅に あでやかで若々しいお母様のお姿がみえてきそうです。




≪4点≫

7 クリスマスソング三百六十度 たつや

【ことは】街に出れば、店に入れば、何処もクリスマスのデコレーション。クリスマスソングに何故か心も華やぎます。足すものもなく引くものもない三百六十度、俳句の醍醐味を味わった一句です。

13 深草の百夜の恋やしづり雪 ことは

【志奈】深草少将の百夜目に亡くなったときは、まさにしづり雪だったのでしょうか。幻想的な物語が、しづり雪という季語で、より切なくなります。

【蒼月香】深草の。京都伏見。お月さんの名所。そして歴史漂うその地名としづり雪という季語に冬のせつない恋。恋しい気持ちがぐっときました。

43 大根の幅を利かせる八百屋かな ことは

【たつや】大きくて美味しそうな大根が見えてきます。今夜はおでんが食べたくなりました。

91 年惜しむかはたれ時の豆腐売り ことは

【菊池洋勝】暮を惜しむモノは何だろうと想像を巡らせ、一周回って耳に慣れ親しんでいる同じ時間に来る豆腐売りの喇叭。素朴な日常の景に心が震える作者の感慨が見える。

99 珈琲と墨のにほひや賀状書く でらっくま

【薫】珈琲と墨の香りはどちらも心落ち着くもの。何気ない描写だが季語の動かない景に実感がこもり、とても共感できる。




≪3点≫

5 百年を経て百度目の枯木かな 志奈

【しゃんて】目に見えて災害が多発しているからでしょうか、百年生き延びたこの木の、生命力であったり運であったり、ちょっと一言で言い尽くせないエスプリを感じています。

8 石積みて百の風音聞ゆるか 孝子

【鈴蘭】「石積み」は、自分では余り聞いた記憶がないが、石炭が炎になるとゴーゴーと激しい風のような音がするのでしょう。

11 数へ日や五百羅漢に我を見る 薫

23 冬靄を抜けて百恵のポルシェかな 志奈

28 一陽の嘉節百回目の句会 でらっくま

【佳子】しっかりとした季語の存在感と、「百回目」が結びついたことで、より一層の喜びが感じられました。改めまして、津野ネ句百回目到達‼️おめでとうございます。

34 百本に一本足りぬ冬薔薇 津野

35 百のうそ誠はかけら冬木立 しゃんて

【日向ぼっこ】今の世情を見事に詠んでますね。早く全ての真相が明らかになって春には永田町にも美しい桜の花が咲きますように!!

46 百年後の雪は白いか灰色か 朱河

【うなぎ犬】地球温暖化も含め地球が変わりつつある今、百年後は果たして…と考えさせられた一句。

59 出来ぬことまた一つ増え年惜しむ 志奈

75 卵焼き丁寧に巻き年惜む たつや

93 割り箸でつつくサバ缶年惜しむ 朱河

114 賀状書く変はらぬ一人目の名前 佳子

124 日のあたる部屋へ移りて書く賀状 津野

126 息災を装つて書く賀状かな 志奈

127 飛び出したきりの田舎へ賀状書く てらちゃん

145 賀状書く食欲旺盛な母へ 鈴蘭

【日田路】お元気なお母様へ書く賀状。目出度さも倍増ですね。





≪2点≫

10 百点のテストの掛かる障子かな 菊池洋勝

12 微笑みは百薬の長風邪気かな Isaura

【yukkiy】病は気からというのは本当そうで、笑顔でいることが1番だと私もこの句を読んで思ったからです。

15 百年の句碑の光芒冬銀河 末好

【孝子】冬銀河の一筋の光の中の句碑百年の歴史と共に凛々しさが浮かんできます。

21 百代の過客や冬の月まろし ひでやん

29 津野ネット俳句百回祝屏風 日田路

31 男鹿半島竹百幹之虎落笛 重翁

【朱河】漢字ばかりで構成された趣きの中に鬱蒼と生えた竹林、寒々とした竹林の景色が浮かびます。そしてそこに虎落笛と言う季語が成功していると思いました。

42 百度目の心変わりや鶴凍つる 鈴蘭

45 百回の歴史ちりばめ冬銀河 日向ぼっこ

55 駆け出しのままに古希なり年惜しむ 末好

57 来し方を映す鏡や年惜しむ ひでやん

【末好】鏡に向かってしみじみ、自分の顔を見つめながらこの一年を振り返っている作者が見えました。いいこともあり、また悪いこともありそれらの過去が己の顔に一つ一つ刻印されている。まぎれもなく鏡に写っているその顔が今の自分。「年惜しむ」の心境がよく表れている作品だと思いました。

62 十二支をかぞへなほして年惜しむ てらちゃん

63 ジャスミンティー淹れてひと息年惜しむ 薫

【重翁】慌ただしかった年末の年用意も終えて、やっと一息して一年を振り返る気持ちがよく句に現れています。

64 味気なきペペロンチーノ年惜しむ 津野

68 年惜しむ時の流れを感じつつ 大野

【Isaura】年末が近づき、もうすぐ一年が終わると気づいて、時間の流れを感じるわけです。季語が良く働きます。

73 年惜しむ男ばかりの合唱団 背番号0

【傘灯花】時々TV番組で放映される街の合唱サークル。よくおじ様たちだけで続いているなと思いながらも楽しんでいる様子。少し滑稽さも感じつつホンワカした暮れの光景が浮かびました。

90 紅白に最後の嵐年惜しむ でらっくま

【桃太郎侍】最後の嵐ということで、惜しむ気持ちがより一層強くなりそうな一句でした。

100 生きているまだ生きていて賀状書く 背番号0

101 三グラムの手書きの重み賀状書く 日向ぼっこ

【背番号0】はがきというのは、3グラムなんですか。知りませんでした。確かに、そのぐらいの重みが賀状にはありますね。目の付け所がシャープですね。

107 一枚目まず悪友へ賀状書く 朱河

112 妻彫りし版画を誉めて書く賀状 重翁

119 出す出さぬ悩みつつ書く年賀状 末好

【大野】これわかるわー!出してもいいもんかどうかすげー悩むんですよね。まぁ結局出すんですけどw

120 賀状書く年に一度のラブレター 蒼月香

125 子の一の太き筆文字賀状書く でらっくま

146 元気かと書きて筆置く賀状かな ことは




≪1点≫

2 本門寺百段分の落ち葉掃く てらちゃん

16 百人がいて百の句があり去年今年 背番号0

18 百あれば百の風情や室の花 しゃんて

19 祝百回ビギナー暖炉の津野句会 日向ぼっこ

20 煩悩の数は百八ちやんちやんこ 朱河

24 寄鍋や百人居れば百通り GONZA

26 冬の日に百の苦労を自慢する 蒼月香

30 第百回津野ネ句会や雪積る たつや

36 使い捨て懐炉百円分温し 菊池洋勝

40 レコードは山口百恵室の花 ひでやん

41 百までの人生色々まだ半分 うなぎ犬

44 山茶花の続きし道へあと百歩 碧

47 神無月百葉箱は空のまま 背番号0

49 耳朶へ百の風音冬日積む 孝子

53 平凡に過ごした日々や年惜しむ 日向ぼっこ

65 年惜しむ物故者一覧眺めけり しゃんて

70 最終のバスにも慣れて年惜しむ 佳子

74 年惜しむ「会いたかったなあ」口ずさみ 鈴蘭

77 年惜しむ万華曼陀羅ルミナリエ 庸晃

78 改元とラグビーに湧いた年惜しむ 日向ぼっこ

79 還暦へリーチいっぱつ年惜しむ 傘灯花

84 締切の延びし仕事も年惜しむ 津野

88 足掻いても我が身一つや年惜しむ 桃太郎侍

95 年惜しむ妙に涙もろくなる 薫

96 男でも女でもなく年惜しむ 鈴蘭

97 年惜しむ紅白からの知恩院 GONZA

102 指跳んでクレヨン色で賀状書く 庸晃

104 宿題は苦手な記憶賀状書く 津野

110 賀状書く足りない二円切手かな 菊池洋勝

113 先生の長寿寿ぐ賀状書く GONZA

121 賀状書く電池の切れた電子辞書 日田路

122 賀状書く絵筆で咲かせた梅一輪 庸晃

123 添え書きの変わらぬままの賀状書く 碧

128 気に入りの一句も添えて賀状書く 重翁

131 五十年顔見ぬ友に賀状書く 背番号0

133 大方はまた会えぬ人賀状書く 桃太郎侍

134 ちやん付けで呼び合う友に賀状書く 日向ぼっこ

136 直筆は添書きばかり賀状書く しゃんて

139 悪筆も愛嬌なりし賀状書く 朱河

142 賀状書く3種のペンを用意して 傘灯花

143 令和初令和二年の賀状書く でらっくま





それでは、三賞受賞者を発表します。

殊勲賞は、背番号0さんです。背番号0さんはこれがなんと9度目の殊勲賞受賞です。

敢闘賞は、朱河さんとことはさんです。朱河さんは3度目、ことはさん初の敢闘賞受賞です。

技能賞は、津野です。津野は9度目の技能賞受賞です。

三賞を受賞されたみなさん、おめでとうございます



今回もたくさんの投句、そして選句やコメントに協力いただきありがとうございました。句や名前の間違い、コメントの記載もれなどありましたら津野まで連絡願います。



今回も集計ネタの画像もアップさせていただきます。ご参考まで♪
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次回は年が明けて1月、101回目の津野ネ句になります。みなさんよき年末を、そしてそれぞれによき新年をお迎えくださいませ。今年もありがとうございました。来る年もよろしくお願いいたします。


津野ネット句会主宰/津野 利行
posted by 津野利行 at 10:57| Comment(0) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする